こんにちは!
エレクトーン歴25年、趣味としてエレクトーンに没頭するおっちょです!
僕についてはこちらのプロフィールをご覧ください。
みなさん、エレクトーンを演奏する時、足はどのような役割をしているのか知っていますか?
エレクトーンの大きな特徴の1つは「足も使って演奏すること」ですよね。
そこで今回は、「エレクトーン演奏における足の役割」を紹介するとともに、
エレクトーン歴25年の筆者がおすすめする「足鍵盤の練習方法」についても解説します!
エレクトーンを弾きこなしたい方、ベースの練習に困っている方に少しでもお役に立てればと思います。
是非、最後まで読んでいってくださいね!
エレクトーンの足まわりはどうなっているの?~各名称を解説~
エレクトーンの足元は3つのパーツで成り立っています。
順番に見ていきましょう!
足鍵盤(ベース)
まずは、エレクトーンの大きな特徴ともいえる足鍵盤(ベース)です。
足鍵盤は曲のベース部分の演奏を担っており、曲全体のバランスを保つのに大きな役割を果たしています。
足鍵盤は通常のスタンダードモデルでは20鍵で、プロフェッショナルモデルでは25鍵で構成されています。
約1オクターブ半あり、ほとんどの曲のベース部分は足鍵盤でまかなえます!
エクスプレッションペダル
右側についているペダルをエクスプレッションペダルといいます。
エクスプレッションペダルには大きく3つの機能があります。
ボリューム調整
1つ目は曲全体のボリューム調整です。
かかと側にペダルを倒すとボリューム(音の大きさ)が小さくなり、
つま先側に倒すとボリューム(音の大きさ)が大きくなります。
自らボリューム調整をしながら演奏することで、曲全体に抑揚がつき、
表現の幅が広がります!
ボリュームを調整についてはこちらの演奏をご覧ください。
ライトスイッチ
エクスプレッションペダルには左右にスイッチがついています。
右側のスイッチ(ライトスイッチ)では、レジストレーション(レジスト)の切り替えを行ないます。
レジストについては別の記事で詳しく解説しますが、
レジストとは音やリズムの構成のことで、予めエレクトーンにレジストを記憶させておき、
演奏するときに自ら切り替えて音やリズムを操作することが出来ます。
レジストを操作についてはこちらの演奏をご覧ください。
レフトスイッチ
一方で、左側のスイッチをレフトスイッチとよび、
このレフトスイッチには大きく3つの役割があります。
1つ目は、「リズムのオンオフ」です。
曲中にリズムがある場所、ない場所がある際はこのスイッチで操作をします。
レフトスイッチにリズムオンオフの機能を付与しておけば、
リズムのスタート・ストップの操作ができるようになります。
2つ目は、「グライド」です。
グライドは瞬時に、その音を半音下げて徐々に音程を戻していく奏法のことで、
この機能を使うと楽器らしい弾き方をすることができます。
トランペットやトロンボーンなどのブラス楽器、ギターなどの弦楽器に効果的です。
3つ目は「トレモロ」です。
トレモロは音を細かく震わせる奏法のことで、
「ロータリースピーカー」をオンにすると操作が可能になります。
セカンドエクスプレッションペダル
エクスプレッションペダルの左側についているペダルを「セカンドエクスプレッションペダル」とよびます。
このセカンドエクスプレッションペダルは以下の3機種についています。
- カスタムモデル「ELS-02C」
- プロフェッショナルモデル「ELS-02X」
- カジュアルモデル「ELC-02」
スタンダードモデルやベーシックモデルにはついていないのでご注意ください。
セカンドエクスプレッションぺダルは、エクスプレッションペダルのレフトスイッチの
2つ目の機能として紹介した「グライド」を更に自由に操作することができるようになります。
セカンドエクスプレッションペダルをかかと側(手前)に倒すと音が半音下がり、
つま先側(奥)に倒すと音が半音上がります。
この機能を使いこなせるようになると更にエレクトーンが上達します。
右足と左足はどうやって使いこなしているの?
エレクトーンの足回りのパーツやそれぞれの機能を紹介したところで、
次はこれらの機能を、右足と左足でどうやって使いこなしているのかを見ていきましょう!
「ベース」は主に左足で演奏
ベースは主に左足で演奏します。
左足で足鍵盤を踏むことでベースを演奏することが出来ます。
ベースの構成も白鍵と黒鍵が同じように並んでいますので、一音一音踏んでベースを演奏してみましょう。
エクスプレッションペダルとセカンドエクスプレッションペダルは右足で操作
右足では、「エクスプレッションペダル」と「セカンドエクスプレッションペダル」を操作します。
基本的に演奏中は曲全体のボリュームを調整するので、
曲中にエクスプレッションペダルの操作がなくても
右足はエクスプレッションペダルに置いておきましょう。
途中、セカンドエクスプレッションペダルを操作する時は、
右足をエクスプレッションペダルからセカンドエクスプレッションペダルに乗せ換えます。
このとき、エクスプレッションペダルでボリュームを変えてしまわないように
静かに足を移動させましょう。
(僕も何度も失敗しています。。。)
両足でベースを演奏することも
ベースは基本、左足で演奏しますが、
ベースが低い音と高い音を頻繁に行き来するときや、速く演奏するときには、
左足だけでなく、右足でも演奏することがあります。
「左足では間に合わない!」と思ったら右足で演奏することも考えてみましょう!
両足で演奏している曲がありますので、参考までにご覧ください。
ベースが上手く弾けない?~5ステップで練習しよう~
ベースの練習に行き詰っている方も多いのではないでしょうか?
足での演奏は右手や左手で弾くのとは訳が違い、なかなか思うようにはいきませんよね。
そんなときは次の5つのステップで練習するのがおススメです!
僕もエレクトーンを25年間弾いていますが、この練習方法で乗り越えてきました!
ステップ1:まずは座る位置を固定しよう
曲を演奏するときは足は見えませんので、ベースの位置は身体に覚えこませるしかありません。
そのためには、毎回座る位置が変わってしまったら別の音を弾いてしまいます。
ですので、練習する前に必ず座る位置を決めましょう!
座る位置の目安としては身体の中心(おへそ)をした鍵盤の「ド」の位置に合わせます。
この位置を基準に自分の座りやすい位置を微調整していきましょう。
ステップ2:足元を見ながらゆっくり踏んでみよう
いざ曲の練習を始める時、決して焦ってはいけません。
まずはベースの位置を把握するために、リズムを気にせず、音階を踏んでみましょう。
まずは、「この曲ではこんな足の動きをするんだ」ということを知ることが重要です。
ステップ3:焦らずスローテンポで練習しよう
次はゆっくりな速さで練習を始めます。
目安としてはインテンポ(実際の速さ)の半分から始めてみましょう。
5回連続でノーミスでひくことが出来たら次のステップに移りましょう!
ステップ4:徐々にテンポを上げて慣れていこう
スローテンポで弾けるようになったら徐々にテンポをあげていきましょう。
ここで焦って、一気に上げてもおそらく弾けません。
少しずつ弾けるスピードで練習してみましょう。
「2bpm」ずつあげていくのがおすすめです!
ステップ5:「右手+ベース」「左手+ベース」に分けて練習しよう
ベースが弾けるようになってきたら次は、
「右手+ベース」「左手+ベース」それぞれに分けて練習してみましょう。
この時も弾けるテンポまで落として練習し、徐々に上げていきましょう。
ベースの練習は地道に練習していくことが大切なので焦らず練習していきましょう。
足が届かなくても大丈夫!~その対処法を解説~
小学生低学年くらいまでは足が届かず、
ベースやエクスプレッションペダルが操作出来ないというお悩み持っているかも知れません。
そんな方でも大丈夫です!
補助ペダルの購入を検討しよう!
足鍵盤(ベース)、エクスプレッションペダルともに、ヤマハ公式の補助ペダルがあります。
ベースやエクスプレッションペダルにはめることで位置が高くなるので、
身体が小さい小学校低学年の方でも演奏することができるようになります。
実際に僕も小学校3年生くらいまでは補助ペダル付きで練習していました。
補助ペダルについてはこちらの「ヤマハ公式サイト」をご覧ください。
※ELS-02とD-Deckは対応していませんのでご注意ください。
補助ペダルは自分で作れる!
ヤマハ公式の補助ペダルを紹介しましたが、決して安価なものではありませんので、
そう簡単に購入することはできませんよね?
そんな方には、エクスプレッション用の補助ペダルを自分で作ってみることをおすすめします!
実はエクスプレッションペダルは「ティッシュ箱」が綺麗に収まる大きさなのです。
補助ペダルは高くて買えないという方は使い切ったティッシュ箱をエクスプレッションペダルに置いてみましょう!
足も使ってエレクトーンを楽しもう!
今回はエレクトーンを演奏する上での足の役割について解説しました。
足を使いながら演奏するのはエレクトーンならではの特徴です。
様々な機能を使いこなすことで一段上の演奏をすることができるようになります。
しかし、足を使った演奏は手での演奏ほど上手くいきません。
焦らずにゆっくりと練習していきましょう。
この記事をきっかけに少しでもエレクトーンに興味を持ってくれる方が少しでも増えることを期待しています。
それでは楽しい音楽ライフを!