こんにちは!
エレクトーン歴25年、趣味としてエレクトーンに没頭するおっちょです!
僕についてはこちらのプロフィールをご覧ください。
皆さん、エレクトーンにどのようなイメージをお持ちですか?
- 数年に1回のモデルチェンジがあり、買い替えが必要になる
- モデルチェンジがあるので、購入してもいずれ使えなくなる
- 高価だからなかなか買えそうにない
このようなイメージをお持ちの方も多いと思います。
でもそれは過去の話です。
現在のエレクトーンはモデルチェンジの度に買い替えの必要がなくなりました。
この記事では、
- これまでなぜ買い替えが必要だったのか?
- 今のエレクトーンはどうなっているのか
- 今後のモデルチェンジの予想
について詳しく解説していきます。
エレクトーンを始めたいのに買い替えの懸念点があり、悩んでいる方に向けて
少しでも解決になればと思います。
是非、最後まで読んでみてくださいね!
これまでのモデルチェンジについて
これまで、エレクトーンは時代と共に急激な進化を遂げたことにより、
2000年頃までは3~4年に一度のモデルチェンジがありました。
現在のスマートフォンと同じように、毎回とは言わずとも
数年経つと、性能が大きく変化してしまうため、
かつてのモデルが使い物にならなくなるから困る。。。
といった現象が起きていました。
そのため、エレクトーンを続けていくためには数年に一度の買い替えが必須だったのです。
とはいえ、1台数十万円であり、決して安い買い物ではないので、
そこまでしきりに購入できるものではありませんでした。
それにより、
エレクトーンは高価だ
購入してもすぐに使えなくなってしまう
容易に始められない
というイメージが定着してしまったのでしょう。
そのような中、2004年にエレクトーン界に大革命が起きました。
次の章で詳しく解説していきます。
エレクトーン界の大変革「ステージア」の登場
2000年頃までは、3~4年ごとにモデルチェンジがあり、買い替えが必須でしたが、現在はその必要がなくなりました。
それが、エレクトーンステージア(通称、ELS)の登場です。
ステージア(STAGEA)は
stage(ステージ)=演奏する場
gaea(ガイア)=勇気を与えてくれる女神
の造語であり、
様々な場で活躍し、演奏者に勇気を与えてくれる楽器になってほしい
との思いが込められて開発されました。
ステージアでは新たに以下のような機能が搭載されました。
記憶媒体
音源を保管しておく記憶媒体としては、
これまでフロッピーディスクが主流でした。
ステージアになってからはスマートメディアに変更されました。
しかし、ステージア発表翌年の2005年にスマートメディアの製造元である東芝がスマートメディアの生産撤退を公表しました。
これにより、PCでも利用しているUSBがエレクトーンでも主流となっていきました。
このようなスマートメディア撤退により、
現在のステージアでは、スマートメディアドライブが廃止され、
新たにUSB専用のアダプターが搭載されるようになりました。
今やUSBはPCを始め、あらゆる場所で使用されているので、他の媒体との互換性が良くなりました。
操作画面(メイン画面)
操作画面(メイン画面)に関してもステージアでは新しくなりました。
これまでの操作画面は白黒で、隣接されたボタンでの操作でした。
ステージアでは、液晶のタッチ画面に変わり、カラー表示になりました。
視覚的にもとても分かりやすくなりました。
現在販売されているエレクトーンのラインナップ
現在のエレクトーンは大きく5種類のモデルが販売されています。
各モデルの詳しい性能については別の記事で解説しますので、ここでは簡単に紹介します。
ちなみに僕は、ELS-01Cという以前のステージアのカジュアルモデルを持っています。
スタンダードモデル(ELS-02)
ステージアの基本性能を備えた誰もが楽しめる「定番」モデル
価格:80万3千円
カスタムモデル(ELS-02C)
プレーヤーの感性を引き出し、想像力を広げるモデル
価格:119万9千円
プロフェッショナルモデル(ELS-02X)
ありとあらゆる表現に応えられる最高のプレイを目指す人のフラッグシップモデル
価格:190万3千円
ベーシックモデル(ELB-02)
音楽の楽しみが基本から無限に広がっていくモデル
価格:22万円
カジュアルモデル(ELC-02)
コンパクトかつ分解、組み立て、持ち運びが簡単にできるモデル
価格:60万5千円
バイタライズ、グレードアップ、バージョンアップについて
エレクトーンステージアが登場により、
- グレードアップ
- バイタライズ
- バージョンアップ
というこれまでになかった新技術が登場しました。
グレードアップ
今持っているステージアを上位機種へ機能をアップさせることが可能な機能です。
- スタンダードモデル→カスタムモデル
- カスタムモデル→プロフェッショナルモデル
- スタンダードモデル→プロフェッショナルモデル(01シリーズのみ)
これにより演奏者のレベルが上がり、
高機能なエレクトーンが欲しいと思っても新たに買い換える必要がなくなりました。
バイタライズ
ステージアのモデルチェンジの際に、新シリーズ同等の性能を付与させることが可能な機能です。
- 新音色、新リズム
- CPU
- メモリ
- ハードウェア
など、今持っているエレクトーンに新しい性能を持たせることができます。
バージョンアップ
バージョンアップとは、「プログラムのバグ修正」「新しい機能の更新」など無料で提供されているデータを自身のエレクトーンにダウンロードすることができ、いつでも最新の状態でエレクトーンを楽しむことが出来る機能です。
スマホやPCなどのアップデートと考えて問題ありません。
方法
【ダウンロード】
ダウンロードの方法は2種類あります。
①Mumaを使用した方法
ヤマハの特約店に設置されているMumaという機械でダウンロードする方法です。
自身のUSBを持参し、設置されているMumaの画面に従ってダウンロードしてください。
②自身のPCを使用した方法
ヤマハのダウンロードページにアクセスし、自身のPCにデータをダウンロードします。
ダウンロードファイルを自身のUSBに保存して完了です。
【ステージアへのインストール】
①ステージアに他のUSB機器が挿入されていないか、電源が入っていないかを確認します。
②データの入ったUSBをステージアに挿入します。
③リズムのスタートボタンを押しながらPowerスイッチを押すとインストールが開始されます。
是非試してみてください。
現在の最新バージョン
2022年12月4日現在、各機種の最新バージョンは以下のようになっています。
【ELS-01シリーズ】
- ELS-01,-01C-01X:v1.92
- ELB-01 mini:v1.12
- D-DECK:v1.22
【ELS-02シリーズ】
- ELS-02,-02C-02X:v2.23
- ELB-02(ベーシック):v2.03
- ELC-02(カジュアル):v2.13
ご自身のお持ちのステージアの現在のバージョンを確認してみてください。
今後の予想
モデルチェンジについて
これまで、2004年にステージア01シリーズの発表。
2014年にステージア02シリーズの発表がされ、
新作発表は10年スパンとなっています。
これを考えると、2024年に新モデルの発表があるのではないかと思われます。
それに伴いELS-01やELS-02シリーズからのバイタライズも発表されるかもしれません。
バージョンアップについて
バージョンアップは今後も随時行われるものと思われます。
ただし、ELS-01シリーズはシリーズの機種自体が生産終了しているので、
ELS-01シリーズのバージョンアップについては今後、行われなくなるかもしれません。
まとめ
今回はエレクトーンのモデルチェンジについて取り上げました。
2000年頃まではエレクトーンの技術の進化に伴い、3~4年ごとに新機種が発表されており、
毎回と言わずとも、数年に一度の買い替えが必要でした。
しかし、2004年にエレクトーンステージアが発表され、
それ以降のモデルに関しては、バイタライズと呼ばれる新機種へのカスタマイズにより本体の買い替えは不要となりました。
また、グレードアップにより上位機種の機能が追加できるパッケージやバージョンアップと呼ばれるスマホなどのアップデートのようなパッケージも随時発表され、常に最新の機能で演奏することが可能になりました。
近年では10年スパンで新作発表がされているので、
次の03シリーズは2024年に発表されるのではないでしょうか。
次のシリーズにも期待ですね。
この記事をきっかけにエレクトーンに興味を持ってくれる方が少しでも増えることを期待しています。
それでは、楽しい音楽ライフを!